イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  日本語では「畦編み」と言うそうですが、あまり知っている人はいません。日本でブレークした時は「イギリスゴム編み」の名で知られていましたので仕方がありません。別にイギリス発の編み方と言う訳でもないんですね~

  そして、海外では有名な「フィッシャーマンズリブ」と言う編み方、編み目の拾い方は少々違うけれど、実質イギリスゴム編みと同じなのです。1目ゴム編みに似た模様ではありますが、何れも引き上げ目と編み目の2本糸で模様を構成しているので、凹凸がはっきりしたふんわり厚みのあるリブ編みです。

  英語では「Brioche Stitch」(ブリオッシュ・ステッチ)、「Fisherman's rib」と言います。中国語では「元宝针」と言います。

イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  編み本で使われる編み図が上記の画像です。では、先ずイギリスゴム編みと言われる編み方から見て行きましょう。

イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  作り目は省略させて頂き、1段目から入ります。3目で1つの模様を構成するので、目数は3の倍数に合わせて下さい。編み糸を手前に移動させ、最初の目は編まずに中心から拾って右針へ逃します。

イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  2番と3番の目を一緒に下側から針を差し入れ、編み糸を上記画像の矢印の様に針に掛け、表編みの様に編みます。

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  編んだ後の下段の2目を左針から離します。

イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  編み糸を手前に移動させ、次の目を右針へ逃がし、更に次の2目を一緒に表編みをする、この作業を最後まで繰り返します。

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  1段編み終わってから、裏返しにして2段目を編みます。編み方自体は同じ様に、編み糸を手前に移動+1目中心から拾って右針へ逃がす+2目一緒に表編みをすると言う作業を繰り返しますが、2段目以降2目一緒に表編みする時の拾い目は、掛け糸と下段の表編み目のコンビです。

イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  段を重ねて行くと、上記画像のような模様ができます。

  次はフィッシャーマンズリブの編み方を見て行きましょう。

イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  比較の為、イギリスゴム編みの上に続けて編みます。表編みの段をベースに、裏返しにして、普通の表編み1目、下段の目を拾って2本まとめて表編み1目を繰り返して編みます。1段目の編み目はほぐれて、引き上げ糸になるわけです。

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  表編み1目+下段の目と一緒に拾って2本で表編み1目を繰返して編み続けます。

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  2段目以降は、裏編みの横糸が1本の場合は下段の目と一緒に拾って2本一緒に表編みをし、裏編みの横糸が2本の場合は普通の表編みをします。それを交互に拾って編みます。

イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  段を重ねて行くと、表編みになっている列と裏編みになっている列がはっきりと目視できるようになりますので、裏編みの列にある目は普通に表編みにし、大手編みの列にある目は下段の目と一緒に救って2本で表編みをします。

イギリスゴム編みの編み方, how to knit Brioche Stitch also called fisherans rib, 元宝针教程

  画像の上部がフィッシャーマンズリブで下部がイギリスゴム編みです。違いは引き上げ糸にあります。イギリスゴム編みの場合は引き上げ糸は針に掛けているだけで、フィッシャーマンズリブの場合は引き上げ糸が一度編んでからほぐされ、少し長くなってしまいます。なので、イギリスゴム編みのの模様は厚みがあってふわっとしていても模様が引き締まっているように見えますが、フィッシャーマンズの模様は長めの引き上げ糸で模様が横に緩く伸びっています。

  どっちを選ぶか、それは好みや糸と針の太さなどの条件で決めると良いでしょう。

  ただし、この編み方の最大な欠点は衣服類にした場合、ゆるふわっとしているから、どこかで引っ掛かりやすい事にあります。針を一回り細くして対策をするといいでしょう。