ゴム編みとそのアレンジ
ゴム編みは棒編みパターンの中でも、殿堂入りのパターンです。ここ数年はリブ編みが流行っていました、実はゴム編みもリブ編みのうちの一つであす。
色々なパターンのセーターでも、裾はこの編み方を使う事が多いですよね。気が付いてましたか、それはゴム編みの伸縮性がとってもいいからです。着脱する時に襟や袖口、裾などが一番引っ張られますからね。
一目ゴム編みは二目ゴム編みほどストライプを強く主張しないので、身頃の模様の見栄えに影響しないのが、裾などに良く使われる理由です。
一目ゴム編み
もっとも基本である1目ゴム編みは、1段ずつ模様を並べるガーター編みと対称的に、横に表編みと裏編みを繰り返し、縦に模様を並べたものです。
英語では「single-rib stitches」と言い、中国語では「单螺纹」と言います。以下は教本などで示される1目ゴム編みのJIS記号です。
同じ段の中で、1目ごとに表編みと裏編みを繰り返す編み方です。
裏編みする前に、先ず編み糸を手前に移動させます。
裏編み終わって、表編みする前に、編み糸を裏へと移動させます。
編み糸を手前に移動させ、裏編みしてから、編み糸を裏へ移動させ、表編みを編みます。各段の表編みは表編みの上に、裏編みは裏編みの上に、ズレない様に気を付けながら編めば、1目ゴム編みの模様になります。
二目ゴム編み
一目ゴム編みと同様に、二目ゴム編み も 棒編みパターンの中では殿堂入りのパターンです。セーターに多く使われる模様です。毛糸の太さにもよりますが、2目ずつ並べる事によって、ストライプがはっきり表現できますので、色々なスタイルに合わせられます。
英語では「double-rib stitches」と言い、また編み本などで簡略に「2x2 rib」、「rib 2/2」と表されるのもこの二目ゴム編みの事です。中国語は「双螺纹」と言います。
2目ごとに表編みと裏編みを繰り返す編み方です。
表編みする前に、編み糸を裏へと移動させます。
糸を手前に移動させ、裏編み2回、糸を向こう側へ移動させ、表編み2回、これを段ごとズレない様に繰り返して編めば、二目ゴム編みの模様が出来上がります。
ゴム編ができれば、世界は一気に広がります。マフラー、ベスト、セーター、何かに挑戦して見たくなりませんか。
一目ゴム編みのアレンジパターン
一目ゴム編みに表面処理をしたような模様です。規則正しくデコボコが増え、視覚的に複雑さが増え、手触りもすこぶるザラザラ感があって、良いです。
簡単なので、特に編み記号を使わずに説明すると、往復編みの場合は表が全て平(表)編みで、裏側は 表編みと裏編みを1目ずつ交互に編み、それを1段ずつ繰り返しながら編み上げます。
筒編みの場合は、1段目を全部表編みにし、2段目は表編みと裏編みを1目ずつ交互に編み、それを1段ずつ繰り返しながら編み上げます。
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