親から貰った浴衣があり、数年前から着たことがありません。毎年の夏祭りや花火大会で浴衣美人をたくさん見ますが、若いカップルや子供が多く、子供を育てる側に立つと、動きにくい浴衣って、実際の日常では、タンスの肥やし状態です。

   何年もタンスの肥やしだと処分を考えるようになりますが、せっかくの浴衣、年齢を重ねると重宝するようになるかも…なんて、考えに考えて、結局リメイクして使うことにしました。

   どんなふうにリメイクするかを考える時間は楽しかったが、何しろ着物経験不足なので、自分のアイディアは全く湧きません。結局ネットで散々画像を閲覧した結果、アイキャッチ画像のような、ノースリーブチュニック風にしょうと決めました。


   なかなかいい柄でしょう、小刻みに歩いて生活できるものなら、そのまま浴衣として使いたいものですが、大股歩きの毎日なのでwww

   右側の赤い点線部分の糸を解いて、襟や袖を取り除きます。


   着物は襟部分に切り込みを入れるだけで、洋服のように複雑な裁断はしません。けれど体に合わせて着るものは、どうしたって体の凹凸や部品に合わせて裁断するひつようがあります。

   今回の場合は最低限の裁断で構いません、後ろ襟は3cm下げて、肩は7cm下げます。肩を先に縫い合わせ、襟はバイアステープで縁を処理します。


  ゆかたも着物同様、女性の場合は左前になるので、右身頃は中の方でスナップボタンを付けて固定します。

   浴衣リメイクした結果、浴衣風のチュニックというか、チュニック風の浴衣というか…になりました(笑)。余った裾部分は、そのうちに上着にでもしょうかと思います。

   ちょうど日日暑くなって来て、早速何度か着用しました。着心地のいいソフト綿で実に爽やかで、中着や羽織物等で、コーディネートでも充分に楽しめました。

   他にも浴衣リメイク記事があり、ぜひ参考としてご覧ください。