ずっと古いジーンズでリュックを作りたかったから、今回は試しに、最も簡単な構成とパターンで、チャレンジしてみました。作る過程と手の感覚を掴みたかったのです。正直手縫いで作るのは、少しばかりしんどい感じでした。

   ジーンズの縫い代が重なると、ほんとに針を通すのが辛いです(笑)。

   では、簡単なパターンですが、サイズだけでも参考できればと思います。本当に簡単なパターンで空間認識力があまりなくても、生地を直接計って、パーツを裁断しながら縫っていくだけでも作れます。


   工程を追って、参考画像を載せましょう。


① 両側は三角にしている目的開け口を絞って、荷物の飛び出しを避ける
② 表裏生地の裁断で、今回は2色にしました。
③ 横方向縫い合わせる(布の合わせ方で縫い方を変える)


④ 底を一直線に縫ってから角を縫って平らな底を作る
⑤ 底を作る時は忘れずに肩紐通しの金具を縫い付ける
⑥ 肩紐通しの金具がそこでもいいが側面に付けてもいい
⑦ 裏地を縫って付ける(肩紐の付け方を考慮してから)


   たまたま肩紐の在庫がなく、今回は鍵編みの自作肩紐で間に合わせました。肩紐の編み方も色々あり、最もシンプルな模様で合わせました。

  出来上がったのか、アイキャッチ画像の通りの作品です。ちょっとした街の散歩や買い物用でしたら、十分です。細かいポケットはないですが、100均などdw購入できる小物入れなどで、荷物の小分けもできますから、本当にシンプルでいい、と言うリュックなら、古い生地を再利用できるし、作る過程も簡単だし、型紙がなくても、半日くらいで作れます。

   斜め肩掛けバックよりも両手を自由に使えるから、散歩やちょっとした旅行には、リュックの方が好きです。このリュックの特徴を箇条書きしてみますので、気に入った点があれば、ぜひ作ってみてください。

① パーツサイズは大きくないので古着のリメイクや端切れでOK
② シンプル故に各サイズの伸縮が容易でリュックの大きさも自由
③ 挟むタイプの金具と肩紐だけで開け口をコントロールして荷物は安全
④ 開け口は小さく奥が広い構造で意外と収納力がある
⑤ 外にポケットを付けるなどオリジナルな工夫が簡単にできる