ご存知のように、かぎ編みモチーフは1段ずつ編み上げるもの故に、編み上げるそれぞれの段は、モチーフの成長過程でもあります。それぞれの成長過程ではそれぞれの姿を見せてくれ、これがかぎ編みモチーフの魅力でもあります。

   アイキャッチにあるモチーフは、モチーフを編み始める段階のもので、編み方も鍵編み技法の中では基本の基本であります。

   このままでも、小さなモチーフとして繋げて行けば、大きな丸モチーフの隙間埋め としても、セーターなどを編むこともできます。独立したモチーフとして使うならば、外側の鎖編みを2目から3〜5目名まで変更すると、もっと繋ぎやすくなります。


   似たタイプのもので、この記事の中で同じように扱っていきたいと思います。

   では、成長すると、どんなモチーフになるか、見てみましょう。



      よくある四角いモチーフのパターンです。外周を飾ることで更にモチーフの成長が期待できます。中心の部分だけ違いますが、もっと大き気することもできますので、詳しくは成長するモチーフシリーズその2を参照してください。



   一工夫で、よく見かけるモチーフも、おしゃれになったと思いませんか。上記 モチーフは、中心の部分だけでも独立したモチーフとして使えます。



   丸いモチーフにもでき、繋げるととても綺麗な模様になります。扇の編み方
が特殊な技法を使っていて、それを好かない場合は下記編み方でも、似たような結果が得られます。


   段を別れて編むので、少しサイズが大きくなります。少し違いはありますが、上2種類のモチーフは好みによって、お選びください。




   繋ぎやすい六角モチーフになりました。中心の輪を絞れば、かぎ編みなのに透かしすぎない模様で、ファッション関係に応用できる機会が多いと思います。


   外周を長編みにすることで、モチーフサイズの調整ができるだけでなく、イメージ自体も変わってきます。もちろん段をさらに重ねて行く事もできるし、繋げたイメージも違ってきます。





   六角モチーフにできるなら、四角いモチーフにもできます。編むコツが違うだけで、覚えておくと他のモチーフにも応用できます。そして当然丸いモチーフにも出来ます。


   ネット編みもモチーフのパターンに応用できます。透かしの大きさを変えることで、離れた距離から視線を吸い寄せる魔法があります。



   長編みもしくは細編みで外周を作る事で、独立したモチーフとして使うこともできます。他にもアレンジの仕方が色々あるので、作品作りの参考として、 以下追加し、並べていきます。