今回の作品に至る事を書いていて、興味がある方も、見ながら作れます。

   お気に入りの素肌でも着れるベストがあって、20年くらい愛用してきました。薄いレーヨンの生地で、春夏用として楽に着れて、肌触りもとても良かったです。


   が、しかし、とうとう寿命でさようならとなりました。惜しくてなりません。なんとか手作りしてみようと思いましたが、ぴったりサイズのパターンが未だ見つからず、うだうだ考えた末、鍵編みでサクッと編むことにしました。

   作りながら記事を書いて行く予定で、どんなものになるか、もしかすると全然イメージのものと違ってしまうかも知れません。現段階、自分でもわからないので、ちょっと楽しみです。

材料&道具


① レース糸(50g/1玉✕4玉)
     在庫の糸が少なかったので、通販で割安な輸入ものを買いました。日用の服なので、特に拘っていませんでしたが、レース糸が到着したところ、びっくりです。


   輸入ものを買うリスクとして、びっくりした理由を載せますので、購入予定者の参考となれば、と思います。

1🤜 購入サイトのページでは100% コットンのレース糸とだけ表示していた

2🤜 包装袋に中国製と記載しているが、糸のラベルには韓国語表示、原産地表示無し

3🤜 包装袋も糸ラベルも100% コットンと記載しているが、ネットリ肌触りとコットンに無い程の伸縮性、そしてかぎ針で何度が糸を裂くと現れる綿状の痛み方、いずれもコトンの特性ではなく、レーヨンに限りなく近い

   以上のことにより、全く想定していたレース糸と違い、びっくりした訳です。前途多難か?幸い管理人自身は、レーヨンと言う素材が結構好きですので、クレームから返品までの面倒さを一周考え、価格的も割安のメリットが消えても損はして無い故、このまま使い進めることにします。

   ちょっとだけ話題からズレますが、レーヨン生地(布の場合)には唯一気に入らない点があるとすれば、皺になりやすい事ですね。レース糸や毛糸として使う場合は、この欠点がカバーされます。

   レーヨン糸自体、表示が正しく確認できれば、文句は無いですね。

   さて、次に作品制作用の道具も用意しましょう。

② かぎ針(0.75mm)

③ 糸切りバサミ

④ 毛糸処理用針(先が尖っていない)


デザイン決定


   パターン 紙がなくても服を作る場合、よく YouTube や Pinterest で見つかるように、古着をそのままコピーするという方法があります。管理人も今回はこの手で行きます(手抜き笑)。

   かぎ編みパターンで編むよりも、今回はモチーフ繋ぎの技法を使いたいと思います。使うモチーフは小さめな六角モチーフで、具体的なモチーフの編み方は以下のモチーフ専用 記事を見ながら 編んでください。


   服として肌身に着ける為、あまり透かしたくないのが本音です。上記モチーフ記事での該当モチーフは角の鎖編みだけを繋げていますが、今回はモチーフを、引き抜き編みで全面的に繋げていきたいと思います。

   ベストの全体的なデザインは、購入したレース糸のトラブルで、まだ決められず、追って考えることにします。

制作過程


   基本的に編んだモチーフを引き抜き編みで繋げていきます。


   繋ぎ目が立体的なラインになって、モチーフ記事の中にある画像とは違ったイメージとなります。

   他の繋ぎ方もあるので、個人の好みで選ぶといいでしょう。ちなみにモチーフの繋ぎ方は過去記事で記載した事があり、好みで選べるよう、リンク先を探したので、下記貼っておきます。


   古着のコピーなので、ある程度モチーフを繋げたところ、コピー元の襟周りや袖周りを中心に、モチーフを編みながら繋げていきます。


   日常はそれほど暇でもないので、なんだかんだまるまる1週間で、ようやく身頃ができました。


   前明きの予定が、買ったレース糸のトラブルがあり、やたらと伸縮性があって、ボタンやスナップの適さないから、四苦八苦考えた末、前明きを諦め、プルオーバー式にします。

   開けていた前身頃も一気に埋めましょう。そして、縁処理に入ります。


   襟周りを何度かテストしてみて、ある程度締まりよく縁を処理するには、細編みと扇編みの組み合わせが良く、谷部分を8目の扇編みで埋めることにより、モチーフ故の波が、少し緩やかになります。

   そういえば、糸端の処理は最後にする方ですか? それとも編みながら処理する方ですか?管理人は後方ですので、モチーフを編みながら端糸を編み込んでいました。それでも残っている糸端は、縁処理する直前、できるだけ端糸を端っこに送り出し、縁処理の際に編み込んでいきます。


   さあ頑張って裾の糸処理を完成させましょう。出来上がったイメージは、アイキャッチ画像として使いましたので、記事のトップを見てください。

コーディネーションの参考例