ハンドメイドの素材は色々ありますが、
安くて手に入りやすいものに、
荷造りの為に開発された、
樹脂由来の紐やテープがあります。
製造方法などによって使い方が違い、
参考の為に簡単な説明をしたいと思います。


PPロープ
ポリプロピレンと言う、
化学繊維から出来ています。
水に浮くほど軽い繊維ですが、
強度に優れ、
耐候性・耐薬品性があり、
汚れが付き難いのですが、
吸湿性はなく、
染色性も良くない、
熱に弱く、
140℃から軟化し165℃から溶融します。
使用環境による酸化発熱があり、
衣類では見られません。
ハンドメイドでは、
包み編みの芯材として最適です。
ミニバッグやショルダーバッグなら、
百均で見かける5mmのもの、
大き目なバッグでも8~10mmのもので充分です。


PEテープ
ポリエチレンはやはり化学繊維であり、
工業用途に多く使われています。
PP同様水に浮くほど軽いのに、
強度が優れています。
製法から分子が1つの方向に揃えられ、
縦に引っ張ると、
強度はピアノ線の8倍もあるのに、
横は子供の手でも裂けられます。
その特性から、
良く運動会で応援用のポンポン等に使われ、
ハンドメイド業界では、
この素材による作品が、
日々増えて来ています。
PEは変形に強く、
耐候性・耐摩耗性・耐薬品性もあり、
吸湿性はないので乾き易いものです。
弱点はPPよりも熱に弱く、
100℃前後で軟化します。
高熱を除けば、
日常においての用途は広いです。

材料の画像は簡単に買えるよう、
楽天へリンクしております。

amazonの会員の為に、
準備品検索用のリンクを貼って置きます。

用意する材料と道具の説明を含め、
お役に立てれば幸いです。