コストを無視した体にいいボディタオルを考えた、そして編んだ
日本のような文明社会では、仕事を終えてから家に帰り、お風呂に入って身を清めるのは日課です。仕事環境の汚れや排出した油汗などで、垢となってこびりついている体を洗うには、何を使いますか?
市販でナイロン製のボディタオルがありますね、市販価格の平均は約500円であり、今は品質もかなり向上し、柔らかい洗い心地の物も多いです。
温泉が多い日本国内では、洗い場にナイロンのボディタオルを貸し出す為に、入口に置いてあるところも結構あったしますから、法人で購入する場合は、価格が半分近くになるではないかと思います。
手軽に買える商品であり、それこそ家族全員が一人1枚持っていても、なんら経済負担にはなりません。しかしナイロンは所詮ナイロンです。洗い心地が良くなっても、肌に良くない事は広く知られています。
インターネットの時代なので、何が良く無いのかを調べればすぐに出て来ます。軽くおさらいすると、
● 人の肌には刺激が強くて皮膚を傷つける
● 皮膚組織を痛める為乾燥し易く肌はかさつく
● 上記理由からシミや皺ができ易い
● 湿疹などのトラブルが多い
● 強くこするとメラニン色素が沈着する
● 使い続けると「ナイロンタオル黒皮症」の可能性あり
これらの問題が沢山見られるようになると、その反動で極端に走る人が出て来ます。泡で洗うとか手で洗うとか、もう洗わない有名人もいるとか・・・
右がダメだったら左へ走る、そう言うブレ方は勘弁です。
泡や手で洗うだけだと痒みがあるところは、ついつい爪で掻いたりしませんか?特に子供はやめなさいと言えば言うほど、かゆくなる気がして来ますので、良く無いですね~痒みの原因を解決しないとね、大体擦ると垢が出ませんか?
大体顔の角質を取るため、安くないピール剤をわざわざ買うのに、体の角質である垢を洗剤で洗わないとか、多種類の菌も含め、気になりませんか?
そしてボディタオルも必要です、背中も綺麗に洗いたいですからね~
正しいボディタオルを使えばいいだけの話ですが、正解は天然素材の綿麻がいいとの事です。特に麻ですね~、麻の中でも最高級のラミーを薦めます。
天然素材の良さは当ブログの label から、DATA で探せば見られます。
綿も麻も単価がナイロンの数倍もします。コストと健康を天秤に掛けて見ると、自ずと選択肢が決まって来ます。
トップ画像のボディタオルを編む時間は、1枚で約8時間でした。つまり商品として販売する場合は、まる1日の人件費+材料費です。試算して見たがナイロンタオルの10倍以上、考えるとなかなか難しいよね~たかがボディタオルでw
トップ画像のボディタオルを編む時間は、1枚で約8時間でした。つまり商品として販売する場合は、まる1日の人件費+材料費です。試算して見たがナイロンタオルの10倍以上、考えるとなかなか難しいよね~たかがボディタオルでw
たかがボディタオルと言うイメージも、ナイロン製ボディタオルが作り上げたもので、昔は綿のタオルで洗ったものです。
勿論コスト的な問題はあるけれど、自分の体に使うボディタオルだから、結論として、気持ち良く天然素材で手間をかけて、贅沢に使えるものがいいです。
今回作ったボディタオルの大まかな構成を説明すると、両端に長編み2段分の裾で、模様はダブルレイヤのクロスネット編みです。勿論模様は作家さんの好みで選んでオーケーです。
筆者がネット編みを選んだ理由は、方眼編みよりも伸縮性があり、背中洗い等で引っ張るのに適しているからです。模様選びも実は作品を活かせる小技の一つです。
では、今回作ったボディタオルの編み方を、こちらのGIF動画にしましたので、参考として掲載します。
追伸
ボディタオルを実際に使い続けて、より良い使い心地になるよう、ちょっとした改善をしましたので、その経過と結果は下記記事をご覧ください。