古着の再利用は服のリメイク以外にも、方法がいくつかあり、中でも割いてマットに編み直す方法は、最も知られていて、最も簡単な方法でもあります。なので、捨てる前に、この記事をぜひ見て、特にお子様が多い方、ぜひ再利用を検討してください。

   我が家のマットもほぼそうしています。日常の需要からなので、あんまり布の色などを考慮もせずに、手元に割いてもいい古着があれば、割いてから編んでいます。余裕がある場合は、古着を割く前に、素材、色、割き方を充分に考慮して、芸術的な出来上がりを期待できるかも知れませんね。

   裂き布はどんな生地でもいいというわけではありません。一般的な綿生地では、裂き目から繊維がボロボロとこぼれてきます。では、どんな記事が裂き布に適応するのか、挙げてみましょう。

👉 Tシャツのような紡績もので、繊維の絡みが良くて屑が出にくい
👉 トレーナーのような生地で一度屑が落ちれば落ちがつく素材
👉 綿パンツなど、Tシャツに似たような生地
👉 フリースなどの非紡績生地(但し吸水性は弱い)
👉 裂き布でなく直接毛糸の束を使う(これも吸水性が弱い)

   風呂場用のマットは吸水性が必要ですが、玄関マットや寛ぎソファの足元用マットなら、吸水性がなくてもいいでしょう。

   作り方は、先ず参考画像を見て見ましょう。


方眼編みで好みの大きさの芯を編む(PEやPPの梱包用紐の再利用で可)
② 古着を割く(実際はハサミで切る事を勧める、薄い生地は5cm前後、厚手は3cm前後)
③ 裏側から表にかぎ針で裂き布を引っ張り出して引き抜き編みで編み進める
④ 方眼編みの芯が全て編み終えれば糸処理のように始末をする

   以上の工程だけで足踏みマットの出来上がりです。あ、そうそう、裂き布は長さが様々あり、繋げる必要があり、私の方で画像を用意してなかったので、Pinterest から1枚引用しましょう、見れば理解できます。


   作品づくりの注意する点として、元々古着の生地が違うので、異素材による歪みが出やすい、更に他の編み物同様、編むキツさと緩さでも歪みが出るので、編む時は全体の歪みを気にしながら力加減を調整して、編み進めましょう。

   お恥ずかしい話ですが、あまり歪みを気にしなかった結果は下記作品です。悪い例として画像を載せましょう。


   良い子は真似しないでください(笑)。

   ところで、絨毯をおすすめできないと同じ理由で、我が家ではマットの使用も最低限の風呂場用と玄関用だけにしています。キッチンでさえ、マットがないほど掃除し易いのです。トイレなら尚更マットを勧めません、見かけの清潔さよりも細菌の繁殖を抑えるのが理由です。

   但し海外ではマットをインテリアとして、あっちこっちで使う人は多いです、下記参考画像を見てください。まめに洗浄、交換ができる、時間に余裕がある方なら、考えてもいいと思います。