どういう状況? この激しく破損したメンズシャツを、旦那から渡された時は固まりました(笑)。 

   ここのところ気温が35℃を超え、通勤で毎日汗だくの旦那のワイシャツは、本日たまたま洗濯したあとの為、手揉みで汗を落としてから、翌日に回そうという話し合いになりました。そして、結果はアイキャッチの画像となりました。

   メンズシャツでこんな状況は初めてで、驚きです。背中の生地を一部切って、手で割いてみたら、か弱い主婦でもビリっと行けました。前身頃と袖の生地は無事でしたが、これもまた不思議です。

   頻繁に洗濯しても形状記憶機能があって、毎度アイロン掛けしなくてもいいから、主婦にとって非常にありがたい事でしたが、今後買うかどうか、原因がわからないと悩みます。

● 平素は洗剤と洗濯用消臭ビーズを使用、他の衣服は無事
● 漂白成分も入ってなく、腐食要素は無い筈
● 天干しで紫外線に良く晒すせいか?首と後ろだけ弱くなるのも変な話
● 背中の汗の成分で化繊が腐食される?

   完全な自然繊維のシャツはメンテナンスが大変なので、今後は綿混に注目してみたいと思います。

   ボロっとなったワイシャツをこのままぽいっと捨てるのも惜しいが、画像のように後ろ身頃の上半分は完全にアウトです……辛うじて下半分の生地がまだ生きてるので、何かに使いたいですね~


   テレビ流しながら、あれこれ考えながら、まずは襟と袖を外しました。

   ワイシャツの下半分が使えるってことは、リメイクができるかも知れないので、サイズを測ったり、デザインを考えてみたり、グダグダと半日を過ごし、最終的に最小限の加工で、サマーブラウスにリメイクしょうと思いました。

   首肩部分だけ、以前に掲載した型紙を参考にして、後はほぼ生地に手を入れてません。参考した型紙は下記リンクを貼りますので、ぜひお立ち寄り下さい。


   なお、上記記事は最後まで読まないと、日本人サイズがわからないので、気をつけて、最後まで読んでくださいね。

   裁断は前後身頃を型紙の首と肩だけが切り落とします。横幅はこのままワイシャツの幅に合わせて使います。


   両袖部分は20cm分、縫い糸を外して、手縫いで一周縫い、そのままノースリーブにしました。夏ですから(笑)。

   後は首回りを縫うだけです。簡単すぎるリメイクで申し訳ないですが、とっても気に入るブラウスができると予想ができます。


   首周りは千鳥縫いにしました。縫い始める前に、縫い代の3つ折りはピンではなく、布用接着剤で破線状に貼り、安定させました。今は布用接着剤があるので、何かと楽ですね!

   千鳥縫いにはコツがあります。折り畳んだ縫い代と表に出る生地を1回ずつ拾って縫うと、洗濯したあとで形が崩れます。では、コツを下記参照下さい。

● 折り畳んだ縫い代を拾う時は表生地に出ないよう気をつける
● 表に出る生地を拾う時は、繊維の2、3本だけ拾って、表への影響を抑える
● 縫い代の端も一緒に拾って縫うことで、形崩れしなくなる

   教科書にない知恵(笑)、かも知れません。

   さあ、出来上がりのブラウスを画像で見て見ましょう。


   メンズシャツに選ばれた生地なので、どんな服でも合いますね。

   生地自体はあまり吸水性は良くないが、化繊なので、擦り洗効果はなかなかです。袖部分はまだまだ丈夫なので、ガス台の掃除に使ってみたら、最高にピカピカ(笑)です。

   余り無く再利用できて、親父シャツも悔いはないでしょう(笑)。