タティングレースについて

about tatting lace, タッティングレースについて,有关梭编


    Tatting Lace と書いて「タティングレース」と覚えて来ましたが、曖昧な日本語には「タッチングレース」とも、「タチングレース」とも言います。ネットでは「タティングレース」も多く使われています。当サイトでは、「タティングレース」に統一して、説明したいと思います。

    読み方とは別に、タティングレースの道具であるシャトルを因んで、海外では別称「シャトルレース(Shuttle Laces)」とも言います。中国語では「梭编蕾丝」と言います。

    タティングレースの起源には色々な説があります。 シャトルと言う糸巻きを使って、結び目を作って行くレースの技法で、ノットレースに分類されています。

    話が少々逸れますが、ニードルレースと言われるイタリアン・ニードル・レースとアルメリアン・ニードル・レースは、実際漁網の結び方と同じノットを使っているので、個人的にはノット・レースの分野では?と考えましたが、道具を軸に分類するか、糸の使い方を軸に分類するかの違いですよね~、単にボビンレースを例に見ると、道具を軸に分類している錯覚が起こりますが、大枠のカテゴリーに遡って行きますと、織りレース、編みレースの違いで分類しているので、ノットレースはこのカテゴリーになる筈です。イタリアン・ニードル・レースとアルメリアン・ニードル・レースは、糸の扱い方を軸に考えるべきであり、ノットレースに分類されるべきと思っています。下記ページで勝手に分類させて頂いております。

「レースの分類を勝手に整理してみた」


    話を戻しましょう、レースの歴史について纏めたページがあり、タティングレースについて、深く掘り下げていませんでしたので、以下で追加したいと思います。ただ、ボビンレースなどについては、詳しく調べましたので、興味が有る方は、下記参考リンクまでお越しくださいませ。

「豆知識としてレースの歴史を少し詰め込みました」


タティングレースの歴史
16~17世紀
    タティングレースの起源説の中で、最も有力なのは、16世紀のイタリアでその基礎的な技法ができていたと言います。しかし、当時はボビンレースと刺繍レースが全盛期を迎え、また、タティングレースの編み技法としては、未完成でしたので、歴史の影としかなれませんでした。

18世紀
    この頃のフランスでは、革命の影響で、レース文化は寧ろ崩壊の道を辿っていました。しかし、イギリスでは、タティングレースが光を見る事になります。これまでのモチーフだらけのレースと違って、流行は軽やかなレースへ移り替わっていました。

    また、イギリスで人気が出て来た理由の一つに、筆者が「棒編み」よりも「鈎編み」を好む理由と同じく、1つだけシンプルな道具で作る事ができ、交通手段がまだ馬車のころは、移動中の時間を有効に楽しむことができるから、とされていました。

    イングランド女王メアリー2世はタティングレースの愛好家だったと言う記録があり、この頃の女性達は、道具のシャトルに装飾を施すのが好きだったようです。中世ヨーロッパの貴婦人肖像画に、幾つか装飾したシャトルを持っている絵画が残されているそうです。おしゃれの様に楽しめるのが人気の重要要素だと思われ、現代の携帯に、ギャルたちがラインストーンを盛るのと同じ感覚で、ファッションアイテムの一つだった様です。

19世紀
    この頃のタティングレースはもてはやされ、教養として習うものになっていました。キラキラに装飾したシャトルを持っているだけでなく、美しいレースも作れる事がステータスと言う事でしょうか。

    1850年頃、英国人のリーゴがピコットの部分で編み繋ぐ方法を考案し、初めて鈎針を用いて繋ぐ方法を紹介しました。暫くして国際的な展示会で4つの賞を取りました。その後、ディルモントは数個のシャトルを組み合わせた多色使いのタティングとジョセフィンノットを、「ニードルワーク百科」で紹介しました。これで、タティングレースの技法はほぼ確立された事になります。

    1870年、糸巻の方法とレースパターンが出版されました。

20~21世紀
    インターネットの力もあって、タティングレースの作品を非常に多く見かけるようになります。インテリアのみに留まらず、ビーズなどを融合させたレース・アクセサリーは、ヨーロッパでは大変人気があります。日本でも、チョーカーなどにタティングレースを使われているものが沢山あります。

タティングレースの傑作例
    Pintrest から画像を引用してみましょう。タティングレースを始めるきっかけ、または創作のインスピレーションになれるといいですね。

    こちらのタティングレースは、アクセサリの中でも複雑な模様編みな方で、種類と色の違うビーズで華やかさが増し、ソーシャルコミュニティや儀式参加として、宝石にも遜色しない作品です。

    タティングレースの編み技法自体はそんなに難しくはありません、それを複数に重ねて行くだけで、こんなに華やかなドイリーができます。リビングに一枚あると、家の雰囲気がガラッと変わります。

    こちらのタティングレースは骨とう品として保存されているものです。18世紀前後のものと推測されていますが、多色使いだけでなく、トリックアートのように、枠を突き破っている模様が、なんとも革新的です。

    こちらのタティングレースに注目したのは、植物の葉を他のニードルレースの編み方で作成し、それを積極的に取り入れているので、とても個性的な作品になりました。


    シンプルなラインアートのタティングレースもいいですよね、リラックスができます。

    タティングレースのチェスです、独創的で、唯一無二の贅沢ですね。


    素敵な作品が沢山ありますね~、筆者も一時タティングレースにハマりましたが、今は別のレースに夢中ですので、当サイトではタティングレースを使った作品はあまり多くありません。そして、筆者がタティングレースを制作する時には、シャトルを使いません。実はシャトル以外にも、タティングレースを編むシンプルな道具があります。

ニードル・タティングについて
    タティングレースはもともとニードルレースから発展して来たものですので、シャトルで糸を巻いて作るタティングレースは、全く同じ作品を1本の長い針でも作れます。筆者はたまたまシャトルレースを知る前に、ニードルタティングを知っていたので、かなり割高なシャトルを買った事がありません。

    道具派か作品派か、感性の違いがありますので、それぞれの好みで作成方法を選べばいいと思います。管理人はニードルタティングの方がシンプルで合理的、編む時の手作業範囲がシャトルよりも狭くて済むし、無駄な動きが少ない、慣れるとシャトル編みよりスピードも出るので、断然好きです。
    
    しかし、日本国内ではニードルタティング専用の針を見かけませんでしたね、今年は2016年で、最近ようやくネットショップでボチボチ見られるようになりましたが、稀少性からか、まだまだ貴い・・・

    ニードルタティングの専用針は、自分でアレンジして作れます。簡単なので紹介して置きます、必要な方は下の投稿部分も見て下さい。

ニードルタティング専用ロングニードルの作り方
    タティングレースを編んで見たいが、続けられるかどうか自信がない、若しくはやってみないと好き嫌いが良くわからない、試しに小さめのタティングレース作品を作ってみたい、と思っている皆さんに、自己流のタティングニードルの作り方をこっそり教えます。

    百均は良く行きますか?最寄りの百均から、中規模以上の店舗を探してみて下さい。規模が小さいと品種が少ないので、無駄足になる場合もありますが、そこそこの規模の百均には、手芸コーナーの小道具も種類が多いです。中から布団やソファクッション用の長い針を買います。使う糸の太さと同じくらいの太さが重要なポイントで、後はできるだけ長い方がいいです。

    ネットショッピングでも簡単に買えます。楽天市場なら、下記の画像をクリックすればロングニードルを検索してくれます。どうせ通販なら、ニードル・タティング専用のロング針を買うと思うのもいいです、価格は2倍くらいになりますが、数百円の差についてどう考えるかは自由です。

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    購入した一般のロングニードルは、先端をやすりで研ぎ、作業する際に指を怪我しないよう尖端を丸く潰します。使って見て、専用ニードルを買いたくなっても、自作ニードルはサブニードルとして、多色使いや複雑模様のタティングレースで必要になって来ますから、無駄にはなりません。

    これだけで、タティングレースの作品が作れますwww え゛~、本当に?と思うなら、下記ページで編み方の基礎編を見て下さい。

「ニードル・タティングの編み方基本編」


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