組紐について知っている事と知らなかった事

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    数年前から、パラコードのノットでメンズ向けのブレスレットを多く見るようになり、興味津々でチャレンジしょうと、パラコードを色々購入したものの、あまり自分の時間が取れなくて、今日は少し在庫を整理をしたところ、以前お土産で頂いた「中国結び」が出て来て、そう言えば、中国結びにも興味があって、やってみたいと思っていた事も、マクラメのアクセサリーも欲しかったな~とか、芋づる式に思い出しました。 

    ノットも、中国結びも、マクラメも、総括して「飾り結び」と言うイメージがあります。かつては組紐を結んでいましたが、現代はポリ系の紐で作る事が多くなりました。飾り結びは組紐とは別物ですが、飾り結びは組紐から発展して来たんと言う事は、間違いありません。

    当サイトの作品で袋物等に使われる紐も、組紐の技法を一部真似ています。でも、本当に一部と言うか、知っているのは僅か2種類の手法だけでした。なので、もう少し組紐について、調べて見ようと思いました。

組紐の歴史

西暦552年

    飛鳥時代の少し前に、仏教の伝来とともに、仏具、袈裟、経典、巻物の付属品の飾り紐として、日本に渡って来ました。それまで捻じったり撚ったりする縄は、遥か15000年前の縄文時代から存在していましたが、歴史の記録が残っていない為、その発展については不明です。本格的な組紐の概念は、仏教の伝来によるものと、考えざるを得ません。

西暦710年~

    奈良時代から、日本では細い色糸による組帯など、男女の礼服として普及しました。

794年~

    平安時代に入ると、王朝貴族の装束に使われる束帯には、芸術性の高い組紐が使われていました。

1190年~

    鎌倉時代に、武具の一部として使われるようになりました。

13~14世紀

    レースの歴史を勉強した際に、組紐のヨーロッパにおける最盛期が、この時期だった事が分かりました。参考先→「豆知識としてレースの歴史を少し詰め込みました」

1573年~

    安土桃山時代から、組紐は茶道具の飾り紐としても使われるようになった。豊臣秀吉が美術工芸を奨励した事から、組紐を職業とする者が現れました。

1597年~

    江戸時代に、組紐製造用組み台(唐組台、内規台、高台、丸台、角台、三角台等)が多く作られていました。組み方もより美しい色彩や模様も考案されました。武具の飾りとして「真田紐」や「三分紐」も盛んに使われるようになり、武士の間では、美的センスと伊達男ぶりを示すものでもあったそうです。

    江戸末期になると、女性の帯締めとしての用途も現れ始め、組紐は長い間、ずっと熟練職人の一点ものの手工芸品でしたが、19世紀になると、日本でも産業に大きな変化が見られました。

1876年~

    明治の廃刀令によって、武具に使われる組紐の需要がなくなり、組紐産業は一時急激に衰退して行き、後に和装への転用で復活を遂げます。

1882年~

    産業革命以降、このような手工芸業界でも機械産業が成立し、日本もドイツ・バーメンから、工業用組紐製造機が輸入されました。

1902年~

    和装の普及により、組紐は再び人々の心を捉え、用途も次第に発展して来ました。

    近代日本歴史と共に歩んできた東京都池之端にある有職組紐道明の公式ページには、それぞれの時代に使われていた組紐の写真がありますので、ぜひ画像でも確認して下さい。伊賀組紐で知られる三重県の組匠の里も、組紐の伝統を守って来た職人たちです。

組紐の種類

● 角打紐 → アイキャッチ画像の右側
● 平打紐 → アイキャッチ画像の左側
● 丸打紐 → アイキャッチ画像の中央

   Yahoo 知恵袋から引用したアイキャッチ画像のように、組紐の種類は基本的にこの3種類ですが、複数糸を使って組み上げるので、それはそれはカラーフルで様々な模様の組紐が、数知れずこの世に存在しています。

    組紐自体に高級な模様を付けるものとは別に、シンプルで単色な組紐を使った「飾り結び」が、様々な分野で発展して来ました。この結びがまた、楽しい手芸から切り離しては語れないものです。飾り結びについての豆知識はこちらです。

日本で言う「飾り結び」は英語の「ノット」であり、「中華結び」と同じもの


    現時点までに調べられたのは日本にある情報だけでしたが、ヨーロッパでも組紐が昔からあって、レースが現れるまでは、組紐が貴族のファッションを飾り立てていました。海外のレース情報が見つかれば、本ページを更新して行きたいと思いますので、楽しみにしていてください。

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