手作り作品の適正価格を構成する要素を知った上での価格設定
前回の記事で約束した通り、
今日は価格設定についてお話したいと思います。
本当はもっと複雑なディテールになりますが、
手作り作品に限って、
シンプルに考えます。
手作り作品の価格構成要素に入るものは、
固定費・原価コスト・管理費・利益です。
内訳を先ず並べて行きます。
それぞれの費用の考え方については、
別途記事を作成して説明したいと思います。
では固定費の考え方から、
・店舗や工房(法定年数に基づく減価償却、家庭製作は不要)
・機器類(セーターに使うような大型編み機など)
・電気代(レジン乾燥や電子レンジを使うアクセなど)
・消耗品など(会社経営ではないので単品当たりの実費計上のみ)
原価コストについて
・原材料費(毛糸、レジン、粘土など)
・金具類(チャーム、チェーン、ピーンなど)
・装飾品類(ビーズ、フリンジ、ボタンなど)
・人件費(作家の労働時間対価、重要!)
管理費について
・梱包費(包装紙や包装袋、郵送用ケース、箱など)
・出店手数料(通販サイト所定の手数料や会費)
・送料(郵便や宅配料金)
・消費税(税込み扱い)
利益について
・デザインや商標(守る必要があるなら積立を計上すること)
・運営積立(5%)
あなたの作品はこれらの合計金額でいくらですか?
こんな金額じゃ売れない!と思うなら、
赤字を覚悟して売る事です。
犠牲になるのはあなたの心身か家族の時間か、
見えない問題を見るようにして下さい。
筆者なら売れなくても、
下がれない一線は守ります。
作品は家族で楽しく使えるものしか作りません、
なので、
売れなければ、
家族や親戚で楽しく使います。
当ブログの作品価格を例に出そうかと思ってみたが、
あまりそこまで献身的にする意味もないので、
価格の参考にしたい方は、
ネットショップで見回っても構いません。
どうぞご自由に。