タティングレースで作るシンプルなスノーフレークモチーフ5種
クリスマスと年末が近づいて来ました。コロナ禍で2020年は、食料調達以外、全く外出していませんでした。家の中で少しでも楽しい雰囲気で年越しをしたいから、在庫している材料で小物作りをコツコツとやっております。
冬と言えば、雪を連想します。東京では毎年雪が降る訳でもないですが、雪の結晶だけは、かなり人々に好かれているアイテムです。スノーフレークと良く聞きませんか?雪の結晶の英語です。自然界において、安定とされている六角形をしていながら、人間の指紋など同様、全く同じ結晶バターンがないと言われている、とても不思議なものです。
手作り業界では作品の模様に取り込んだり、モチーフをオーナメントとして使ったりするのが一般的で、ネット上では多くの画像を見る事が出来ます。オーナメントやチャームとして使っても、アクセサリーとして使っても、お薦めな技法は、タティング・レースかニードル・レースでしょう。
以前、鈎編みでスノーフレークのモチーフを沢山作りましたが、鈎編みには、気になる人が気になる、模様の裏表の違いがあります。筆者は鈎編みが大好きですが、唯一それが難点かなと思っております。
なので、鈎編みはウェアーなど、表しか出さない使い方が適していると思っています。帽子やバッグ等に多く使い、オーナメント類はできるだけ鈎編みを避け、タティング・レースを使います。
タティング・レースには裏表がないの?いいえ、あります。ニードル・レースにも裏表はあります。糸を捻じったりして編み進める鈎編みの技法と違って、タティング・レースもニードル・レースもほぼ糸をそのまま表現しているので、比較論になりますが、裏表の違いは、ぱっと見では解らないほど、目立ちません。
但し、タティング・レースでもニードル・レースでも、欠点があるとすれば、それは無駄にしてしまう糸が多い事でしょうか、「勿体ない」と言う思いが残ります。
そんな事を言っても何にもならないので、作ったものは大切に使う事を心掛けています。
以前作った鈎編みのスノーフレークはもう十年になりますが、現役としてツリーを飾っています。今回はオーナメントとして、また長~く愛して行きたいと思います。
今回掲載する5種類のスノーフレークの作り方は、タティング・レースでも非常に簡単な技法を使い、シンプルな構成になっています。理由は2つあります。
① だれでも比較的簡単に作れる事
② アクセサリーにも転用できるよう、適切なサイズに抑えていると言う事
タティングレースの編み方もまだわからない初心者は、先ず基本の作り方をマスターしましょう。下記記事で GIF 動画に説明を付けていますので、数分で理解できると思います。それが出来れば、ここのスノーフレークモチーフも作れるようになります!
1つ目のスノーフレークモチーフ
ピコットは5つ並べていますが、3つ、1つに減らす事もでき、目数を減らして、全体のサイズを小さくする事も、逆に大きくする事も、自分の好みでアレンジできます。シンプル・イズ・ザ・ベスト、スノーフレークとして使えるだけでなく、花モチーフとしても認知されます。ビーズ飾りのスノーフレークモチーフを作る場合は、ビーズは予め糸に通してから作りましょう。
2つ目のスノーフレークモチーフ
このスノーフレークは3つ葉模様の集合体で、単に六角形のモチーフとも言えます。以前紹介した基本モチーフは3つ葉の茎部分を繋げた六角形ですが、このモチーフは、茎に当たる部分を長くして、絡ませる形で個性を出しています。
スノーフレークモチーフとしてのデザイン性が上がる代わりに、中心部は安定しませんので、振動がある環境では、洗濯糊やボンド液で固定させる事をお薦めします。ビーズをリングの根元に付ける場合は、予め糸に必要数のビーズを通しておきましょう。
筆者は慣れないうちに、何度も「あ゛~ビーズを通して置くのを忘れた~」、なんて事になって、あと少しで完成する作品を全部解して、やり直す事を繰り返しました。かなりの時間を無駄にしましたので、タティングモチーフで「リングの根元に付けるビーズは予め糸に通す」のは、教訓ですw
3つ目のスノーフレークモチーフ
二重囲いデザインのスノーフレークで、大きく作りたい場合は、もっと囲いを増やす事もできます。ビーズをリングの根元に付ける方法が多いなか、このスノーフレークモチーフの様に、少々長めのピコットにビーズを付けるのも良くある事で、覚えておくと、デザインの幅が広がります。
ビーズをピコットに付ける場合は、殆どが予めビーズを糸に通さなくても、付けられます。リングの根元にビースを付けるデザインでも、予めにビーズを糸に通し忘れた場合、デザイン的ピコットにビーズを付けられるようでしたら、変更してもいいですよね。臨機応変も必要です。
4つ目のスノーフレークモチーフ
卓上ツリー用に、どうしてもサイズを5cm前後に抑えたかったので、このスノーフレークモチーフは中心をシンプルなリングにしました。ビーズはドームに嵌めるデザインで、もっと大きなパールや宝石を嵌める事もできます。ビーズや石が主役に、タティングレースは盛り上げ役のような雰囲気です。
冬期はスノーフレークモチーフとしてツリーに飾り、温かくなればアクセサリーとして首に飾ったり、カバンに付けたり、色々用途が広がります。筆者は子供の学校指定鞄に付けていますので、みんな同じ鞄の中で、いち早く自分の鞄を確認できる、識別の用途でも使えます。勿論スノーフレークに限らず、どんなモチーフでもいいですが、今時個人情報の時代なので、堂々と鞄に名前を記入する人はいませんよね。
5つ目スノーフレークのモチーフ
上記3番目のスノーフレークモチーフと同じパターンですが、ピコットが無い分、サイズが抑えられていて、揺れまくっても安定感があります。このビーズの付け方も、個人的には好きです。
筆者の場合、20番レース糸用のロング・ニードルしか持っていません、スノーフレークモチーフを含め、このサイト内ではタティングレース作品が全て20番糸で作られています。モチーフやオーナメントなどにしかタティング技法を使っていないので、今の所それで充分と感じています。
シャトルなどをお持ちの方は40番糸でも作れますよね、単純計算でサイズが半分になりますので、ストラップ、イヤリングなどでも、スノーフレークモチーフを持ち歩けます。
そうそう、今は切り紙などでスノーフレークを作る事もあります。昨年はPTAで見たママさんはプラスチック素材のカッティングレースもどきのアクセサリーも見ました。筆者はやはり植物糸のレース作品が好きですね~、昔ながら自然環境の中で生まれた文化ですから。
趣味などで手作りできる方は、ぜひ上記画像をじっくり参考しながら、冬ならではのスノーフレークモチーフ作りに、チャレンジしてみて下さい。忙しくて時間が無い方は、当サイトが運営する BASE のショップでモチーフ販売しておりますので、いつでもお立ち寄りください。ショップのリンクを下記貼って置きます。
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